恐山にいってきました
2024年10月29日
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「死者が集まる霊場恐山」
下北半島に位置する霊場・恐山は、今からおよそ1,200年前、慈覚大師円仁(じかくだいし・えんにん)によって開かれた霊場です。円仁が彫刻した一体の地蔵「延命地蔵菩薩」を本尊としています。
地元では古くから「死ねばお山(恐山)に行く」と言い伝えられてきました。恐山はあの世に最も近いとされ、死者への供養の場・故人を思い偲ぶ場として、日本各地から参拝客が途絶えることなく訪れています。
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「三途の川」に掛かる「太鼓橋」は、この世とあの世への架け橋とされています。太鼓橋の勾配は急で、悪人には橋が針の山に見えて渡ることができないのだそうです。
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荘厳な「山門」です。恐山の名前らしく重厚で、周囲の景色すら飲み込んでしまうような立派な門です。
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山門を抜けると「地蔵殿」があり、地蔵殿の周囲にはいくつものお地蔵さまが祀られています。
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地獄から続く岩場地帯を抜けると風景は一変し、宇曽利湖が目の前に見えてきます。この場所は「極楽浜」と呼ばれ、晴天の日には湖面が驚くほど透き通って美しい風景がみられるそうです。極楽なのか、天国なのか…先ほどの荒涼とした雰囲気から全く別な世界に来たかのようです。
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極楽浜に2012年に建立された東日本大震災供養塔は、東日本大震災の犠牲者追悼を念じるメッカとなっていて、毎年供養祭が執り行われています。
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供養塔の背面には大小数十個の手形が彫られていて、故人の手形に見立て、故人と手を合わせられるようになっています。
青森では宿坊に宿泊しました。日常から離れて3日間満喫してきたようです。
留守番の嫁は、お土産を食べて東北を感じたいと思います。笑
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