日本国産石種のご案内
2020年12月17日
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現在建てられるお墓の多くは、中国産を中心にした海外の石を加工されて作られています。 世界中の石が入手できる今では、様々な種類、価格から選ぶことが出来るようになり、国産の石材は需要、採石量ともに減少しています。
そのため、国内で産出された「純国産」のお墓は、希少性の高さから高級品として人気が高まっています。 お墓は後世に渡って手を合わせる対象になりますので、⻑年の風雪に耐える耐候性に加えて、時間が経っても落ちにくいツヤや経年変化していく美しさも重要になります。
国産石種は古くから墓石として使われてきている安心感もあり、そういう点で選ばれる方も増えていま す。 -
その中でも、当店で特に人気の高い石種を 3 種ご紹介します。
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◆大島石(愛媛県産)
四国を代表する銘石のひとつです。石目は細やかで、⻘みを帯びています。硬く、吸水率が低く、色あせもありません。「特級」は希少価値がとても高いです。
大島石の中で、石目のやや大きいものは「一級」と呼ばれます。時を経るごとに⻘みが増し、とても人気が高い石です。 -
◆庵治石(香川県産)
庵治石には、「細目」「中細目」「中目」の種類があります。
「細目」は庵治石の中で、小さな黑雲母の数が多く、斑が最も鮮やかです。石材の最高峰と誉れ高いです。
「中細目」は細かさも色合いも中目と細目の中間で、細目に比べると少し白く見えます。透明感と繊細さが高級感を醸し出します。「中目」は硬度が高く、彫刻の崩れや変色がほとんど起こりません。きめ細やかな表面に斑が浮くと更に美しいです。 -
◆天山石(佐賀県産)
九州を代表する銘石のひとつです。色は濃く、深い⻘みを帯びています。石の硬さは数ある石材の中でも最高ランクで、吸水性も低いです。