職人の技
2021年9月9日
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永代供養するために墓じまいを行いました。
片方だけ撤去するのですが、土台が一緒なので難しい作業になります。
土台の玉石がバラバラにならないように解体前に番号をふり印をつけておきます。
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割れないように丁寧に外していきます。
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また組み立てていくのに一つ一つ石を削ったり、合わせながら調整していきます。
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順番通りに組み立てていきます。
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バランスを確認しながらセメントで固定していきます。
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型枠で基礎を整えて完成です。
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キレイに仕上がりました。
静岡の中部地方では、昔大井川の玉石を使って、このような土台のお墓が多く作られていたそうです。
静岡では石が取れなかったので、輸送手段などもない昔、工夫をしてお墓を建てていたんですね。
今はきれいに磨かれた石でほとんど作られますが、こういった自然な形を生かしたものを大事に継承していくのも素敵なことだと思います。
こういったものを再建する技術がある職人さんが減っているのが現状ですが、国家検定一級技能士(石材施工技能士)として、お客様のご希望に添ったお手伝いをさせていただけたらと思っています。
石材店を選ぶ際、ただ建てるのではなくその後のアフターフォローも考えて、一級石材施工技能士がいるかどうか確認するのも大切です。
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