めんそーれ沖縄
2025年7月9日
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先日、お寺の檀家の方々と沖縄研修旅行に行ってきました。
最初に訪れたのが、「ひめゆりの塔・平和記念資料館」です。ちょうど天皇ご一家も戦後80年の節目として、沖縄も訪問されていましたね。
ここは、太平洋戦争末期、沖縄戦に巻き込まれた「ひめゆり学徒隊」と呼ばれる女子学生や教職員の慰霊碑です。彼女たちは看護活動を強いられながら戦火に散りました。
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そして、こちらが平和の礎です。
この石碑には「平和の礎」と刻まれており、その周囲には沖縄戦をはじめ、太平洋戦争で亡くなった方々の名前が国籍を問わず彫られています。
自分たちが今こうして平和に生活できているのは、過去の犠牲の上に成り立っている。その現実をしっかりと胸に刻む貴重な時間となりました。
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首里城は、2019年の火災で正殿など多くの建物が焼失しました。現在は再建工事が行われています。
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首里城の再建工事は工場内で進められていました。工場内で進められている首里城の部材づくりを間近で見学ができてよかったです。
文化や想いをよみがえらせるために、職人さんたちが手作業で一つひとつ仕上げていくという、強い使命感が伝わってきました。
「時を越えて残るものを、今の手でつくる」ということの重みを再確認しました。
私たちもまた、石という長く残る素材を扱う中で、形だけではなく、心を伝える仕事をしていきたいと思いました。
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沖縄のお墓をご存知ですか?
沖縄でよくみられるのが「亀甲墓(きっこうばか)」と呼ばれるお墓です。特徴は丸みを帯びた屋根と横に広がる大きな構造です。
まるで小さな家のような見た目で、「亡くなった方が帰る場所=家」という考え方に基づいています。
沖縄では、先祖をとても大切にする文化が根づいており、お墓の前で親族が一同に会して、にぎやかにお墓参りをします。「清明祭(シーミー)」というお墓の前でごちそうを囲む行事もあるそうです。
沖縄では、お墓は単に亡くなった方を弔う場所ではなく「家族のよりどころ」「心の帰る場所」として大切にされています。
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他にも美ら海水族館、古宇利島、パイナップルパーク、おきなわワールドなど、盛りだくさんで沖縄を満喫しました。
観光地だけでなく、沖縄が持つ歴史や文化などにも触れることができました。
また機会があれば、ぜひプライベートでも沖縄を訪れて、もっと深くこの土地を知りたいと感じました。





